スバルが完成車工場を操業停止にしていたと明らかになりました。調達部品に不具合があったとして、その原因究明と対策が明らかになるまで生産がストップしているようです。
目次
スバル操業停止、2万台影響 出荷車両に不具合部品搭載
SUBARU(スバル)の国内唯一の完成車工場、群馬製作所(群馬県太田市)の操業停止により約2万台の生産に影響が出る見通しであることが23日、分かった。操業停止の原因になった不具合のある部品を出荷済みの車両に搭載していたことも判明。管理体制が改めて問われる。
不具合が見つかり、欠陥の恐れのある部品は電動パワーステアリング装置で、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「フォレスター」と「SUBARU XV」、小型車「インプレッサ」の3車種に使用。昨年12月下旬から今月16日までに製造された車でハンドル操作が重くなる恐れがあるという。
リコール再発か
スバルと言えば完成検査での不正、排ガス・燃費測定の書換え、さらにエンジンのリコールなど、一向に収まらない品質問題が信頼に大きな影響を与えています。
今回はスバルの不正というよりか、使用していた部品が不良品だったというパターンですが、品質管理が行き届いていないと言われればそれまでです。
対象車種は?
対象は昨年12月下旬から今月16日までに製造された「フォレスター」「SUBARU XV」「インプレッサ」の3種と言うことですが、その他の車種(レガシィ、アウトバック、レヴォーグ、WRX、BRZ、トヨタ 86)については、当該部品不良の対象ではないものの、同一の車体組立ラインを使用していることから生産・出荷を停止しているようです。
生産開始はいつ?
不良の原因などについて一定の確認が取れ、対策を施した部品を準備する目処がたったことにより、1月28日以降には車両の生産・出荷を再開出来る予定とのことです。
また、既に生産済みの車両についても、適切に対応するとしています。
いいニュースを聞かない
生産停止の決断は懸命だと思いますが、生産への影響はもちろんついてきます。ただでさえリコール問題等でブランドイメージを落としているさなかに、操業停止はどうしても避けたかったはず。しかし世に多くでまわってから大規模なリコールをかけたり、不良品だと知りながらリコールしない、いわゆる「リコール隠し」が起きなかっただけでも、必要最低限の範疇で収まったと見るべきでしょう。
しかし業績への影響は免れません。厳しい状況は続きそうです。
【SUBARU お客様センター<SUBARUコール>】0120-052215
■受付時間
平日:9:00-17:00
土日祝:9:00-12:00、13:00-17:00