日産自動車は7月25日、2019年度 第1四半期決算を発表しました。
純利益は94.5%減の64億円。四半期で過去最低を記録しています。人員削減や車種の削減も計画されており、世界中で影響が出そうです。
日産 2022年までにモデル数10%削減
(和約)
日産自動車は世界で12,500人の人員削減を発表しました。
これは2019年上半期決算が営業利益94.5%減少という、ここ10年で最悪の結果に基づいています。
日産は世界生産能力を2022年までに10%カットし、少なくとも現時点で10%の車種を削減するとしています。
どのモデルが対象なのかは明言されていませんが、モデル再建はコンパクトカーやダットサンブランドに及ぶとしています。日産のCEOは記者団に対し、人員削減の半分以上がすでに8カ所の地域で行われており、残りの6100人はさらに6カ所で行われていると語っています。
日本以外のスペイン、ロシア、インドネシア、フランス、タイ、メキシコ、イギリスにある工場が対象とみています。イギリス産だーランド工場は現時点で対象外と考えていますが、それでもエクストレイルやインフィニティQ30/QX30の生産が将来的に終了すると思われます。
この結果は、日産を牛耳っていたカルロス・ゴーンの後継者でもあるCEO 西川廣人氏にプレッシャーを与えています。日産にとって重要な市場の一つであるアメリカでの販売も低迷し、ヨーロッパでのビジネスも同様にもがいています。
オーストラリアの販売台数は25,350台と、2018年からおよそ14.7%減少しています。オーストラリアで販売されている乗用車はリーフのみで、日産が注力するSUVやピックアップトラックが主流となっています。
出典:https://www.caradvice.com.au
・・・海外の反応・・・・・・・・・・・・・・・
・日産は似たような車ではなくて、もっとユニークな車造りに注力した方がいい。ユニークなのはリーフだけだ。
・販売低迷の理由のひとつは、乗用車がないことだ。マツダ3、トヨタカローラのような小型ハッチバックやセダンがあれば人は呼び込めるのに。中型セダンのアルティマはマツダ6やトヨタカムリと競えるだろうし、大型セダンのマキシマはニッチなニーズを勝ち取ったかもしれない。日産は完全に諦めているようだけどね・・・。
※日産オーストラリアのカーラインナップには、リーフ以外にコンパクトやセダンが全く用意されていません。2019年7月現在。
・おそらく、オーストラリアではインフィニティは忘れられている。いくつかのモデルを日産車としてリニューアルして、競争力のある価格で魅力のあるスペックにすればいいんだ。これが新型車を簡単に手に入れる方法だ。日産ブランドに再び興味をそそるようにしよう。インフィニティモデルが日産ブランドで売られていても、認識できる人はそういないだろう。
・ゴーンを追い出した結果がこれだ(笑)。これを機に日産が90年代のようになることを願う。時代遅れで平凡な製品にはもううんざりだ。資本がもっといい方向に使われるだろう。
>ゴーンこそがこの苦境の原因だというのに(笑)。ここ最近の日産のもの全ては、ゴーンによって許可されたものだぞ。
>そう、皮肉なことだ。ゴーンが90年代に日産を破産から救ったし、GTRを復活させたのも知ってるよ。でもGTRは今や時代遅れだし、その他モデルも忘れ去られている。ルノーの方がよくやっているよ。
・ダンデノンに鋳造工場をつくる計画はどうなったの?
>それは心配しなくていいと思う。EVへの部品生産はマキシマへのそれに比べたら大分安全な投資だ。
出典:https://www.caradvice.com.au
・少なくとも百万人の人がジュークを欲しがっている世界を想像してみよう。
>少なくとも百万人の人がセンスがない世界を想像するんだ。
>75%以上の人が醜いSUVしか気にかけない世界を想像してみてください。
・イギリスの工場を閉めるんじゃないか?日本から輸入すればいいなら作る必要もなくなるし。
・イギリスにあるサンダーランド工場で使用する部品の85%はヨーロッパから調達している。まさにホンダがスウィンドン工場で電気自動車を生産しようとしていたけど、イギリスのBrexitに関して自信を失ったことでその話はひっくり返ってしまった。工場閉鎖には貿易取引がからんでたと確信してる。
・従業員には同情するよ。
・よかった。日産の車はいずれにせよクソだし。
>同意する。GTR以外はな。あれはいい車だ。