自動車保険会社のCMを見ていると、現実には存在しない車がたびたび登場します。
CMにメーカーのロゴ等を入れるわけにはいかないためCGによる合成加工が行われていますが、現物とどこがどう違っているのでしょうか。
今回は第2弾となります。
目次
ソニー損保
ソニー損害保険株式会社(ソニーそんがいほけん、Sony Assurance Inc.)は、東京都大田区に本社を置くソニーグループの損害保険会社です。
その中の自動車保険のCMでは、車の保険が気になっている人たちを主人公としたCMがいくつか製作されています。
出典:https://www.sonysonpo.co.jp
「役所さんと対談~深夜でも事故受付&現場かけつけ~」篇
出演:役所 広司
●車を買う時に入った自動車保険のままという男性に「なぜ?」と問いかける役所さん。
⇒ホンダ・フリード
特徴的なグリルの形状等から車種が特定できました。
フロントエンブレムが削除されナンバープレートがありませんが、そこまで大きく変更されていません。
●深夜の事故でも安心という説明をする役所さんの資料。
⇒トヨタ・アクア
特徴的なテールライト形状等から車種が特定できました。
ホイールは実際の低グレードのものがついています。エンブレムやバッジが削除されています。
「役所さんと対談~担当者が親身に対応~」篇
出演:役所 広司
●「ネット自動車保険は担当者に相談できないのが不安」と語る女性。
⇒ホンダ・N-ONE
特徴的なヘッドライトから車種が特定できました。
フロントエンブレムが削除されナンバープレートがありませんが、そこまで大きく変更されていません。
「役所さんと対談~トリプル無制限&弁護士特約~」篇
出演:役所 広司
●「ネット自動車保険は補償が薄い!」と誤解している男性の発言にショックを受けた役所さんが手厚い補償を力説。
⇒ホンダ・アコード(CA型)
リトラクタブルライトのセダンであること等から車種が特定できました。
フロントエンブレムが削除されナンバープレートがありません。リトラクタブルライトは角目から丸目に変更されています。ウインカー下部に何か付いているのが分かりますが、これは合成ではなく純正オプションのカバー付きフォグライトだと思われます。現存しているならとても貴重です。
「教えたい内田さん~ロードサービス~」篇
出演:内田 有紀
●カフェのベンチで自動車保険を検討中の男性に、通りすがりの内田さんが突然
アドバイス。
⇒トヨタ・パッソ / ダイハツ・ブーン
エンブレム、バッジ、バンパーの反射板が削除されています。
よく見るとリアドアが若干延長され、Cピラーの形状が変更されています。
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原形をとどめているものが多いですが、少し変えるだけで見た目に違和感を感じますね。そこが合成の面白いところです。
ソニー損保に限らず自動車保険のCMをじっくり見ることはないかと思いますが、登場する車のベースは何なのか、テレビで見ることがあれば是非自分の目で確認してみてください。
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