スバルの米国法人は2025年4月16日(現地時間)、新型「アウトバック」2026年モデルを「2025年ニューヨーク国際オートショー」で世界初公開しました。海外の反応をみてみました。
目次
SUVに変身
アウトバックは1994年、北米におけるステーションワゴン「レガシィ」のクロスオーバーワゴンとして誕生。
新型アウトバックは北米のユーザーニーズを捉え、実用的な日常づかいのクルマというアウトバックのルーツと、SUVテイストの象徴的なスタイリングを融合しています。
フロントはワイド感を強めたボディに合わせてヘッドライトを四隅へ垂直に配置し、オフロードとオンロードの機能性を両立させています。
より高いオフロード性能をもつ「ウィルダネス」シリーズも新たに追加。
外観デザインも大幅に刷新され、マットブラックのホイールや拡張されたフロントバンパー、六角形のLEDフォグランプなど、タフさを強調するデザインが特徴的です。
出典:2026 Subaru Outback: What We Know So Far
海外の反応
そんなアウトバックは、米国だけでも300万台以上を販売しているロングセラーモデルです。
スバルの北米法人は「アウトバックはアウトドアアドベンチャーの代名詞となる文化的アイコンとなっている」とし、スバルにおいて主要なモデルの1台に成長したことを説明していますが、果たして…?
海外カーメディアでも取り上げられており、一部そのコメントをご紹介いたします。
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アウトバックウィルダネス
・これは本当に恐ろしいものに見える。スバル、あなたはこれを地獄に叩き落としました。で、あのダッシュ、誰がデザインしたんだ?まったくひどい。見るのを楽しみにしていたのに。でも、もういい。私はホンダパスポートを選びました。
・今見ると細長いフォレスターにしか見えない。
・とても醜い。フォレスターも酷かったが今度は…スバルは計画を失った。
・誰かがあなたに醜い赤ん坊を見せて、それにずっと甘えることを期待しているようなもの。 ヤバイ! これはグロテスクだ。
・アイスクリームをすくうやつからインスピレーションを得たフロントデザインを備えた史上初の車か。
・目が!! 人々がこれに何年も費やしたことは知っているが、これを見てYES!と答えたデザイナーが理解できません。
・ただただ恐ろしい!
・このデザインは確かに慣れるのに時間がかかりますが、全体的には気に入ってきました。
・フォレスターの正統後継車。アウトバックの「ワゴン」は消えてしまった。
・フロントオーバーハング長すぎぃ!!!
・文字通り、あまりインスピレーションのないトヨタのように見えます。
・さようなら、アウトバック。
・U字型のグリルは、トヨタのピックアップトラックからそのまま出てきたような外観だ。
・三菱トライトンに見える。
・アウトバックはフォレスターになったのか?
・アウトバックがフォレスターになったら、フォレスターは何になるんだ?!
・最初は嫌だったけど、見れば見るほどいい感じになってきました。
・彼らは中国と韓国のデザインを見てこう言いました。 それはクールですね。コピーしてください。
・一体これは何だ…。 そしてゴミCVT?とんでもない。
出典:2026 Subaru Outback – WHAT?! – YouTube
・誰かが ChatGPT を使用して、他のすべての箱型 SUV に基づいてこれを設計したようです。
・うわー、アウトバックはひどい。唯一良かったのは、物理ボタンが追加されたことぐらいか。
・ホイールと外装はポンティアック・アズテックに似ている。
・フロントデザインは恐ろしい見た目だ。 そしてプラスチック製のトリム…スバルのデザイン担当者は誰なんだ。理由を聞きたい。
・2014年のジープチェロキーのようだ。悪い意味で(笑)。うちの子供が作るレゴの車みたいです。
・ひょっとしてスバルとは日本語で「黒い外装」を意味しますか?
ーきっと「失望」だと思う。
・正直めちゃくちゃ格好良い。マニュアルで作ってください(笑)
・フェンダーフレアの上部の水平部分は好きじゃないね。
・フォレスターの方が断然カッコいい。
出典:新型2026年スバル アウトバック ウィルダネスで私たちは騙されたのでしょうか?
アウトバック
・新型アウトバックはSUVすぎてワゴンではない?
ーフロントはフォードのデザインに見える。スバルにはSUVではなくワゴンを望んでいるのに。スバルも含めてみんなSUVを作ってる。ワゴンはワゴンのままでいてくれよ。
ー魅力的ではないし、長すぎる箱だ。そしてなぜトヨタのハイブリッドエンジンを搭載できなかったの?
・中はカッコいい!新しい外観に慣れるのに時間がかかりそうだが。
ー私が長い間見た中で最も醜いものです。 アウトバックよ、安らかに。
・ああ、外装はとても気に入りました。子供の頃によく描いた車を思い出しました。
・新型トヨタ アウトバック
・アウトバックとは名ばかり。残念。
・新しいダッシュボードではハンドルが場違いに見えるぞ。
・うーん、これはトヨタだ……悲しい。
・まだCVTを使ってるのか?!はい次。
出典:2026 Subaru Outback First Look: More SUV Than Wagon? | Everything You Need to Know
所管
スバルといえばアメリカで大人気のイメージがありますが、この車に関しては否定的な意見が9割といった感じでしょうか。実際スバルのユーザーは母親やお年寄りなど、車に無頓着なユーザーが多いようで、購入する層の意見はまた違ってくるのかもしれません。
そもそもステーションワゴンの「レガシィ」に追加されたアウトドア仕様がレガシィアウトバックでした。レガシィの名が消滅し、SUVとなったアウトバックに失望する意見が多くを占めています。
日本車はこのように海外を重視した結果サイズやデザインが日本離れしてしまい、国内では人気を失うモデルが多くあります。海外向けなのだから当然なのですが、海外でも不評なら一体何のために…?となります。日本で売る日本車は日本人の生活スタイルや国民性のことを最優先に考えられてしかるべきですし、これは全ての国のメーカーに言えることです。
最近軽トラックがアメリカや欧州で人気を博していますが、日本だからこそ生まれた軽トラックなわけで、これを現地向けに大型化しては意味のないことです。
もっと日本人の感覚を取り入れたほうが、それが特徴となってかえって海外でもうまくいくのではないでしょうか。日本メーカーには流行りや雰囲気に流されたないポリシーのある車作りを期待します。