大容量の荷室やピラーレスの構造などを採用することで画期的な使いやすさを実現し、軽バンの世界に新しい基準をつくったN-VAN。
そんなN-VANを変身させるボディキットが先行発表されました。
目次
2種類を用意
神奈川県に拠点を置くチューナー「DAMD」(ダムド)が、現在開発中としてホームページ上で発表したN-VAN用ボディキット。
「N-VAN MALIBU(マリブ)」「N-VAN DENALI(デナリ)」のふたつのスタイルがラインナップされています。
N-VAN MALIBU
いずれもレトロなクラシックデザインですが、「N-VAN MALIBU」は、サーフボードを積んでビーチに出掛けたくなるような、明るくて陽気なイメージが表現されています。
「N-VAN MALIBU」
長く続くビーチをどこまでも走りたくなるようなリラックスと軽快さをまとった1台。自分らしさ表現するTINY VANLIFEを手に入れよう!
マリブ (Malibu) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡西部の太平洋に面した都市(市)の名称です。マリブには山川に囲まれた景色が広がっており、アメリカの自動車メーカー GMがシボレーブランドで販売する中型セダンにも「マリブ」という車が存在しています。
N-VAN DENALI
堅牢で硬派な雰囲気の「N-VAN DENALI」は、山をテーマにした冒険・アウトドアを表現しています。
「N-VAN DENALI」
冒険やアウトドアと寄り添う剛健で力強いN-VANを。
ギアを目一杯詰め込んでTINY VANLIFEの旅に出かけよう!
デナリ(Denali)は、アメリカ合衆国アラスカ州にある山の名称で、アラスカ山脈、アメリカ合衆国、北アメリカ大陸の最高峰です。アメリカの自動車メーカーGMCが販売するトラック・SUVラインナップの最上位モデルにも、この「DENALI」のネームプレートが使用されています。
参考車両は?
いずれもレトロな見た目をしていますが、参考になった車両は存在するのでしょうか?おそらく下記モデルがデザインのモチーフとなっていると思われます。
「N-VAN MALIBU.(マリブ)」
⇒日産・パオ(1989)
MALIBUのフロントデザインは1989年発売の日産・パオがモチーフとなっているようです。丸いヘッドライトに一体化した大きな網目状のグリル、張り出したウインカーなどに類似性が見て取れます。
サイドラインはN-VANのものがそのままですが、奇しくもパオと似ています。
「N-VAN DENALI.(デナリ)」
⇒フォルクスワーゲン・タイプ2 T3(1979)
そしてDENALIのフロントデザインは1979年発売のフォルクスワーゲン・タイプ2 T3がモチーフとなっているようです。この車は”ワーゲンバス”でおなじみタイプ2の三代目で、カラベルやヴァナゴンとも呼ばれています。
ヘッドライトとグリルが一直線につながったデザインや、ウインカーの形状などが共通しています。グリル中央の丸いロゴがVWのエンブレムを彷彿とさせるアクセントになっています。
発売日は?
今回公開された画像はCGですが、ダムドはこれらのボディキットを装着した実車を2020年1月10日(金)から12日(日)まで開催される東京オートサロン2020で公開する予定です。
発売日は未定ですが、オートサロンでの反応次第ではさらなる改良が加えられるかもしれません。
TOKYO AUTO SALON 2020
・会期:2020年1月10日(金)、11日(土)、12日(日)
・会場:幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
国際展示場 ホール1〜11・国際会議場・イベントホール・屋外展示場
それぞれ海と山をテーマにしたデザインとなっており、大きく違ったキャラクターを演出しています。趣味や用途に応じた好みの一台を選べるのはうれしい限りですね。
<関連記事>