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【新型】トヨタジャパンタクシー発売!-海外の反応付き

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トヨタ自動車は10月23日、日本の「おもてなしの心」を商品開発に取り入れたとする新型タクシー専用車「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を、全国のトヨタ店、トヨペット店を通じて発売しました。

「匠(たくみ)」(上級グレード)ー349万9200円


「和(なごみ)」(標準グレード)ー327万7800円

出展:toyota.jp

ジャパンタクシーは、子供から高齢者、車いす使用者、外国からの観光客など、さまざまな人に優しく快適なタクシーを目指して開発したトヨタの新型車で、1995年に小型タクシー専用車として発売されたトヨタコンフォートの事実上の後継車といえます。

ちなみにコンフォートは2017年5月25日で既に販売を終了しています。

コンフォートのエントリーモデルが約200万円だったことを考えると、ジャパンタクシーの価格はなかなかのいいお値段。それだけ進化を遂げたということでしょう。

目次

コンセプトカー「JPNタクシー」-2013

こちらの画像は2013年に開催された東京モーターショーでトヨタが発表した
「JPNタクシー」と呼ばれるコンセプトモデルです。

このコンセプトがジャパンタクシーのモデルとなっています。

出展:toyota.co.jp
出展:toyota.co.jp

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックによりインバウンド需要の増大が予想されており、さらにこれからの超高齢化社会と向き合っていくためにも、誰でも障害なく利用できる「ユニバーサルデザインタクシー」の普及が必要だとトヨタは考えています。もちろん環境への影響も考慮されています。

※インバウンド(INBOUND)需要:海外からの訪日客による需要の事

エクステリア

スタイリングは流行に左右されない落ち着いた印象。ひと目でタクシーと認識できることを目指したエクステリアの結果、コンパクトで車内が広々としたハイトワゴン風のデザインとなっています。

全長 全幅 全高
4,400mm 1,695mm 1,750mm

出展:carscoops.com

ボディサイズは5ナンバーサイズ。それに開口幅720mm、開口高1,300mmの後席スライドドアを採用し、前後席間の空間は1,065mmを確保しています。なおドアは後席左側がスライドドア、右側は手動式のスイング式ドアとなっています。

ボディカラーは、日本を象徴する伝統的な色とされる深藍、ブラック、スーパーホワイトIIの3色を設定しており、内装色は黒琥珀となっています。

インテリア

運転席は、タクシー専用車にふさわしいタクシードライバーファーストな設計。配車システム、空調などドライバーが操作する機器はドライバー席の右側に配置し、ナビゲーション画面や料金メーターなどはお客からも見えるセンター位置に設置されています。使用頻度の高いハザードボタンをステアリングホイールの右手の位置に配置するなどタクシーらしい配慮が施されています。

出展:car.watch.impress.co.jp

パワートレインは、1.5リッターエンジン(1NZ-FXP)にモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。燃費は19.4km/Lを達成しています。

Toyota Safety Sense C を装備

レーザーレーダーと単眼カメラを併用した高精度な検知センサーにより、予防安全性能が高められています。

主に下の3つの機能が搭載されています。

・プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
・レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
・オートマチックハイビーム

さらにアクセルの踏み間違えによる衝突を防ぐインテリジェントクリアランスソナー、合計6つのエアバッグ、リア席シートベルト非着用警告灯など、安全装備を充実させ、公共交通機関に相応しい安全性が確保されています。

フェンダーミラーは継続採用

これまでのタクシー同様、フェンダーミラーは引き続き採用されています。タクシーがフェンダーミラー採用するのにはもちろん理由があります。そのひとつは視線移動が少なくて済むことです。ドアミラーに比べて首を大きく動かさなくてよいため、楽に後方を確認することができます。

また、助手席にお客さんを乗せたとき、ドアミラーだとお客さんはちらちら見られている気がして不快に感じてしまいます。そうした配慮のもとタクシーではフェンダーミラーを使い続けています。

自動車において昭和を感じるとしたら、もうここぐらいしか残ってないのではないでしょうか。また、東京モーターショーで公開となる新型センチュリーにおいても、フェンダーミラーの有無が気になるところです。

【新型】トヨタセンチュリーが公開!これが日本の高級車だ。

海外の反応

さっそく海外でも噂となり、様々な意見が交わされています。一部ご紹介いたします。

・日本版シュコダルームスターか?


-日本版パパモビルだ。

・もっと情報が欲しいな。0-100kmのタイムとかニュルブルクリンクのタイムとか。

・プリウスのタクシーより役に立ちそうだ。

・気に入ったんだが、俺がおかしいのか?

・俺の国でも売られるべきだ。

・いやだ・・・クラウンコンフォートを俺にくれ。特にドリフト用に改造した
ワタナベのホイールとスーパーチャージャーで伝統的な後輪駆動のやつを。

-確かにコンフォートは最も信頼できるタクシーだよ。とても快適だ。
-信頼できるのは確かだ。しかし暑い夏の日のあのビニールシートが快適とは思わないけど。
-東京では夏には毎日エアコンを入れるぞ。

・タクミグレードのタクシーだと?!(ユーロビートが聞こえ出す)
-「タクミ」にはブラックトップの4A-GEが装備されるぞ。
ーどういう意味だ?
ーエンジンの種類さ。

・ハンドルにハザードスイッチを置くのはタクシーとしていいアイデアだ。

・美しくて実用的だ。タクシーとして乗車するのはとても快適だろうね。
特にタクシー専用というところがいい。カムリを改造したりするのではなく、
目的のためだけに作られたというのが好きだ。
-タクシーを運転したいわけじゃないけど、俺のカムリと交換してほしい!

・カーシェアサービスと差別化するのはタクシー業界にとってもいいだろうね。

・横から見るとAMCペーサーのようだ。

・おそらく俺が見た車の中で一番無機質だ。
-これはタクシーだ。最先端のデザインを期待したのか?タクシーとしてはすごくよく見えるぞ。

・何!コラムシフトや自動ドアがないだと?背信行為だ。

・なぜミラーがフロントフェンダーについてるんだ?
-JDMカスタムのためさ。
-他の車にはフェンダーミラーはないが、30~40年前には一般的だったんだ。
-ドアミラーを許可する法律の緩和が昔あったという記事を見つけたぞ。

・ロンドンタクシーのパクリか?

 

出展:caradvise.com.au

まとめ

冒頭にも書きましたがクラウンコンフォートは2017年5月25日で既に販売を終了しており、日本のタクシーというとこの車が今後代名詞となってくるわけですが、今すぐ普及するということではありません。東京オリンピックだとか外国人観光客と聞くとこのタクシーもしっくりきますが、地方自治体においては果たしてここまで豪華なタクシーが必要かどうか疑問です。皆さんの地元の駅前などに止まっているところがイメージできますでしょうか?

もちろんユニバーサルデザインに越したことはありませんし、導入すればある意味ショーカーとしてお客が増えるかもしれません。ですが買い換える余裕のない業者はコンフォートを末長く使うことになるでしょう。コンフォートの生産は既に終了していますので、トヨタには部品確保を含めしっかりとしたバックアップの体制を整えておいてほしいところです。

また、コンフォートは仕組みがシンプルなだけに、修理やメンテナンスが簡単でしたが、安全装備の組み込まれたこの新型タクシーがこれまでと同じように維持できるだけの耐久性があるのかも気になるところです。

日本のタクシーというとコンフォートのイメージがあり、これは世界的に認知されています。このイメージが消えていくのもどこか寂しいですね。

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