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【日産】6工場でISO認証取り消しへ。ISOとは?

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2017年9月29日、日産自動車は会見を行い、新車出荷前に行う完成車検査工程の一部の項目資格のない者が検査をしていたと発表しました。国土交通省による同社工場への立ち入り検査により判明しました。それを受けて日産自動車におけるISO認証が取り消しとなりました。

【日産】完成車検査で問題発覚!その検査内容とは?

本記事ではその内容をISOとは何かを踏まえてまとめていきたいと思います。

ISO認証取り消しへ

この問題を受けて、品質管理の仕組みが適正であることを示す国際基準「ISO規格」の認証機関が、日産の国内全6工場の国内向けの生産に関する認証を取り消したことがわかりました。

対象となったのは日産の追浜工場(神奈川県横須賀市)、栃木工場(栃木県上三川町)、日産九州(福岡県苅田町)、日産車体(神奈川県平塚市)、同社傘下のオートワークス京都(京都府宇治市)、日産車体九州(福岡県苅田町)の6工場です。ISOの審査を手掛ける日本ガス機器検査協会(東京・港)が立ち入り調査を実施し、10月31日付で従来の認証範囲を縮小して国内向け車両の生産を除外することを決定しました。各工場の海外向け車両の生産に関しては認証を取り消していません。

「販売や部品の取引に支障はないと認識している。」
「今後は認証の再取得に取り組み、信頼回復に努めたい。」

日産広報部門

しかし日産が近く公表する報告書の内容次第では、追加の調査や輸出分に関しての取り消しに踏み切る可能性があります。

ISOとは?

ISO規格は、企業などに一定水準の品質管理体制が備わっているかを評価する国際標準規格で、スイスに本部を置く非政府組織、国際標準化機構(ISO)が定めています。世界中で同じ品質の製品をつくれるよう、製品を対象にする規格のほか、組織の品質管理の仕組みに対する規格も存在し、民間の機関が審査と認証を担っています。

ISO(International Organization for Standardization)

ISO規格は、国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して「世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供できるようにしましょう」という国際的な基準であり、制定や改訂は日本を含む世界165ヵ国(2014年現在)の参加国の投票によって決まります。

ISOの種類は?

一方、製品そのものではなく、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)についてもISO規格が制定されています。これらは「マネジメントシステム規格」と呼ばれます。

ISOの種類は「なぜISOマネジメントシステムを構築したいのか」「ISOによって何がしたいのか」という目的によって分かれています。

ここで主なマネジメントシステムをいくつかご紹介いたします。

ISO9001 – 品質マネジメントシステム

品質に配慮した事業活動が行われていることを示した規格になります。ここで構築されたシステムにより提供される製品やサービスに、一定の品質が保証されるということになります。

このISO9001の一番の目的は、「顧客の満足度」です。

消費者に満足してもらう製品やサービスを継続的に提供していくという意味で、品質管理に一定の規格を定めるということです。さらに、こうしたマネジメントシステムを導入することにより、作業が定型化され業務におけるパフォーマンスが向上する点も挙げられます。

ISO9001を取得することで、自社の製品が一定の品質を保ったまま継続して提供できることを、顧客に対して視覚的に示すことにも繋がります。

ISO14001 – 環境マネジメントシステム

環境に配慮した事業活動が行われていることを示した規格になります。

環境問題に対する観点から、このISO14001を取得することは大いに意味があることになります。

環境に負担をかけない、環境問題への取り組みに積極的な企業は、社会的信用度が増します。会社としてエコロジーを掲げることは内外へのアピールにもなるため、競合とは差別化を図ることができ、市場での優位性にも繋がるでしょう。

ISO14001を取得することで、このような取り組みは目に見えた信用の形に表すことができるようになります。

ISO22000 – 食品安全マネジメントシステム

食品を安心安全に生産・流通させ、消費者の元まで届けるための規格です。

これまでも食品分野においては、偽装問題などの様々な不祥事が発覚してきました。こうした問題の一つ一つは、消費者の胸に不安を与えていきます。
そのようなことが起こらないようにするためには、生産段階から安心できる製造システムを構築していくことが求められています。

ISO22000を取得することはこうした消費者の要求に応え、「食の安全」を守ることに繋がるのです。
ISO22000では、食品を加工する段階のみならず、さらにその前の原材料を生産する過程からシステムに組み込まれます。一次産業からの食品サプライチェーンを対象とした幅広い規格であることが特徴です。

ISO27001 – 情報セキュリティマネジメントシステム

IT技術の発展につれて問題となってくるのが、セキュリティに関する事柄です。

たとえば個人情報に関する法律が整備されてきても、情報漏えいなどのニュースを目にする機会はなかなか減りません。仕組みが複雑であればあるほど、システム面や人的ミスなどによるリスクは増えていきます。

こうしたリスクを事前に回収し、対処できるシステムの構築が、情報を扱う上では求められているのです。

ISO27001を取得することは、情報社会を取り巻く問題に関心を持って取り組んでいるという看板にもなります。

監査では発見できなかったの?

ISOの内部監査は、以下の手順で行われます。

1.内部監査員がマニュアルをチェックし、『監査で質問する項目』を確認する。
→このとき、『チェックリスト』として項目を一覧表にすることがあります。

2.監査の当日、チェックリストを中心に、現場の作業責任者等に質問する。

3.監査結果が『適合』か『不適合』かを評価する。

4.評価した結果を報告書にまとめ、是正処置を依頼する。

5.是正した内容が適切かどうかをフォローする

品質管理に関しては、国際規格の「ISO9001」という基準が適用されており、出荷した後に何かトラブルが発生したときに、企業としては「これだけ万全な体制を敷いていました」と弁解をするための側面が色濃くあります。つまり保険になるというわけです。

しかし関係者によると、日産自動車の社内チームの調査で、従業員から過去の監査の際に隠蔽工作をしていたとの証言が得られたといいます。こうした監査の際に無資格の従業員が関わっていないように偽装して、違反行為を意図的に隠そうとした疑いが浮上しており、安全や法令順守の姿勢を問う声があがっています。

監査は行われていましたが、日産が隠蔽していたため気付かなかったということです。

 まとめ

 20年以上完成検査に携わる社員は、ゴーン氏が経営を率いるようになった2000年以降、各工場で合理化が進められ、完成検査員の数は6割になったものの、生産性は上げるようプレッシャーがあったといいます。

会社に目標が与えられ、それをどのようにクリアするかを考えたときに、完成検査を置き去りにするという「現場なりの創意工夫」がなされたというわけです。しかし一方で国土交通省がメーカーに検査を丸投げし各社バラバラの検査内容であるという体制も浮き彫りとなり、標準化が求められます。

国土交通省は今後、検査制度の見直しを進める方針です。

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